封筒に入れた応募原稿の束とペン

この記事の要点

確認日 2026年9月25日。要項は毎回変わるので応募前に必ず公式で確認。応募先は読者の年齢と原稿の長さで絞り、募集状況、出版の条件、権利の帰属まで読んで選びます。

確認日 2026年9月25日。要項は毎回変わるので応募前に必ず公式で確認。

童話の公募は読者の年齢と原稿の長さで選びます

童話や児童文学を書く大人が応募先を探すときは、まず「誰に読んでほしい話か」を決めます。幼年向けの短い童話と、高学年向けの長編では、登場人物の数や展開の幅が変わります。賞の知名度だけで決めず、作品と読者の組み合わせを確かめましょう。

例えば、低学年向けの短編なら小川未明文学賞の短編部門、幼年向けなら角野栄子あたらしい童話大賞の対象と分量を確認できます。長い冒険物語ならジュニア冒険小説大賞などを検討できますが、枚数以外に商業出版歴や過去の応募歴にも条件があります。

募集中・継続・隔年の賞を一覧で比べられます

表は確認日の要項による抜粋です。枚数は「400字」とあるものが原稿用紙換算で、「40字×30行」などは指定書式のページ数です。実際の文字数と混同しないでください。対象欄は主に読者層を示し、大人が応募する部門を中心に掲載しています。

賞名主催対象枚数・字数時期(回次)現状
アンデルセンのメルヘン大賞アンデルセン・パン生活文化研究所読者層の指定なし一般:8,000字以内第44回:2026年12月10日消印有効募集中
講談社児童文学新人賞講談社児童向け、ジャンル自由40字×30行で10〜100ページ第67回:2026年3月31日締切継続・締切済、結果発表済
ジュニア冒険小説大賞創作集団プロミネンス・岩崎書店小学校高学年から楽しめる冒険400字150〜200枚第21回:2028年6月末日消印有効隔年・要項公開済
小川未明文学賞上越市・小川未明文学賞委員会短編は低学年、長編は中学年以上400字で短編20〜30枚、長編60〜120枚第35回:2026年10月31日、郵送は消印有効募集中
ちゅうでん児童文学賞ちゅうでん教育振興財団児童文学、テーマ自由大賞の部:40字×30行で50〜70枚程度第29回:2026年9月3日必着継続・締切済
長編児童文学新人賞日本児童文学者協会小学校中・高学年〜中学生400字100〜250枚程度第26回:2026年9月30日消印有効募集中
福島正実記念SF童話賞創作集団プロミネンス・岩崎書店小学3・4年から高学年まで楽しめる空想物語400字50〜60枚第39回:2027年9月末日消印有効隔年・要項公開済
角川つばさ文庫小説賞KADOKAWA小学4〜5年から読める娯楽小説一般:40字×30行で65〜85ページ、4万〜7万字第15回:2026年8月31日締切継続・締切済
集英社みらい文庫大賞集英社小学生向けの娯楽作品40字×28行で50〜70枚、テキストは3万〜5万字第16回:2026年1月30日締切継続・締切済
角野栄子あたらしい童話大賞ポプラ社幼年、5〜8歳文字原稿4,000〜8,000字。絵主体は別規定第3回:2026年9月30日23:59締切募集中
青い鳥文庫小説賞講談社(第9回はエブリスタと共催)小・中学生向け小説3万〜5万字程度第9回:2026年7月31日締切継続・締切済
日本動物児童文学賞日本獣医師会6〜12歳、動物との共生や愛護など43字×28行で13〜20枚、手書きは400字40〜60枚第38回:2026年4月20日締切継続・締切済

「継続」は今すぐ応募できる意味ではありません。講談社は第68回、みらい文庫は第17回の要項が確認日時点で未掲載です。青い鳥文庫の分量は公式告知・発表資料によります。既発表作の扱いなど、募集要項本体で確認できなかった条件は断定していません。各賞の公式ページは末尾の出典から開けます。

以前の情報に注意:終了・休止した賞もあります

古い公募一覧には、現在は募集していない賞が残っています。次の賞を現行の応募先として扱わないでください。

賞名確認日時点の現状
児童文学ファンタジー大賞第28回・2022年で終了
日産 童話と絵本のグランプリ第42回の開催延期を2025年に発表。再開時期未定
家の光童話賞第40回・2025年募集を最後に終了
創作コンクールつばさ賞運営終了
ポプラズッコケ文学新人賞募集停止。リニューアル予定の告知あり

角川つばさ文庫小説賞と、終了した創作コンクールつばさ賞は別の賞です。名前の似た賞も、主催者と公式ページを照合します。

刊行された本を選ぶ賞は原稿の公募と異なります

小学館児童出版文化賞は、刊行物を候補とする推薦制の賞です。日本児童文学者協会新人賞は新しい書き手の単行本、児童文芸新人賞は出版された新人作家の作品が対象です。未発表原稿を送る公募と混同しないようにします。日本児童文学者協会の「長編児童文学新人賞」は、上の表にある原稿の公募です。

受賞後の出版と権利の条件も選ぶ基準になります

受賞すれば必ず単行本になるとは限りません。第16回集英社みらい文庫大賞は大賞の出版を確約し、第9回青い鳥文庫小説賞は金賞以上が書籍化確約です。第3回角野栄子あたらしい童話大賞は、担当編集者と刊行を目指す形です。作品集への収録と、単独の本の刊行も分けて読みます。

著作権を作者が持つ賞と、主催者に帰属させる賞があります。出版権や二次利用の条件、受賞しなかった作品への制約も確認が必要です。詳細は応募原稿と要項の確認で説明します。

応募先が決まったら要項を保存して原稿を整えます

対象年齢、短編か長編か、枚数、応募資格、未発表の範囲を順に照合します。締切は消印有効・必着・Web受付の終了時刻まで確認し、当該回の要項を保存してください。原稿の分量を確かめて推敲し、公募以外も検討する場合は児童文学作家になる道へ進めます。

出典・参考

応募する前に、要項と権利を確認

書式だけでなく、未発表・二重投稿・AI利用の規定も賞ごとに確かめます。